30過ぎの捻くれたオッサンがバケモノの子を見に行ったのですが、
すごくやんわりというと、良くなかったです。
個人的な感想で、人によって感じるものがあると思うんですが、
私の場合、
開始10分あたりで、これは「ヤバいパティーンじゃね?」と思い
そこからは光と音の拷問が続きました。
私は思春期の頃、寝る前に
ファンタジーな世界で勇者になったり、
ロボットのパイロットになったりする妄想をして、
その中で何千もの平行世界を救ってきたのですが、
その寝る前の他人の妄想を見せつけられた感じでした。
ご都合主義は大好きなんですが、
如何せん全てのシーンが寒いのでキツかったです。
でも、熊徹さんは好きでした、
喜怒哀楽の変化が見てて気持ちのいいものでした。
キャラクターも可愛く、アクションも重くかっこよかったです。
余計な話はいいから、ずっと熊徹さんが成長していく話が欲しかった。
九太くんはちょっとダメでした、
いくら幼少期だからと言って、
所々で女性っぽい声が出てくるのが受け付けなかったです。
九太さんと楓さんはかなりダメでした、
演出なのか感情が荒ぶると何言ってんのか聞き取れない時があったり、
キャラクターの個性もイマイチ。
お話的にもこの二人だけ世界から浮いてた感じでした。
あと、私が思うにこの物語を一番ダメにしている人物が
宗師ってウサギのお師匠さんなんですが、
まさにデウス・エクス・マキナ
アンタがいなければ
もっと物語の主軸に尺を当てられたんじゃないか?
最後に闇ってなんだよ!
見たものだけが評価できるので
みなさんも見に行ってはいかがでしょうか?